2018/08/20

展覧会出品のご紹介(2015年ティーハウス)3

前回記事の続きです。前回記事はこちら

ドアを作ります。焼き上がった本体に合わせて型を取って、木をカット。ガラス代わりの透明アクリル板を前後で挟むようにします。

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壁装飾用のタイルを焼成。

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壁にタイルを貼り、ドアも付けます。これで本体は完成。
タイルの貼られていない場所には家具を置きます。

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陶器を制作。同じ物は同じ大きさにするため石膏型から作っています。

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拡大写真。ティーカップ&ソーサー、マグカップ、ティーポット。

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コーヒーポット、コーヒーカップ

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紅茶瓶、ポット・マグカップ・ティーカップ、シュガーポット

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棚に並べたところ。こちらは販売陶器用の棚。

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こちらは販売茶葉用の棚。

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お茶の準備もこちらの棚で。

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机に喫茶セットを並べます。18082011
家具類を部屋にセッティング。

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出来上がり!
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屋根も釉薬を塗って焼成し、これで完成です。

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今回はハウスを陶器で作ったために非常に時間がかかりました…
自分としてはコストパフォーマンスが悪い仕上がりだったので、次はやっぱり木のハウスにしようと思ったのでした。しかし陶粘土でハウスを作るという欲求は満たせたので満足です!<RK>

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2018/08/06

イタリアのマヨルカ焼の街:デルータ

イタリアの中部、ウンブリア州屈指のマヨルカ焼きの街、デルータ(deruta)へ行って来ました。ローマとフィレンツェのちょうど真ん中くらいに位置していて、ウンブリア州州都のペルージャからバスで35分ほどの丘陵地にあります。その歴史は中世にまで遡り、もっとも古い資料には1290年に生産されたとの記録が残っているそうです。

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デルータは丘の上の城壁に囲まれた街が旧市街、城壁の外の平地部が新市街です。旧市街には昔ながらのこじんまりとした陶器店や州立陶器博物館、州立芸術学校があり、レストランの看板や個人宅の表札、通りの標識もタイルだらけ。街じゅうにマヨルカタイルや陶器が溢れています。

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一方新市街には、比較的大きな陶器工房兼店舗が軒を連ねています。大きな街道沿いの道にはデルータ焼きのタイルが等間隔に埋め込まれていて、バスを降りた瞬間から足元に釘付けに。。。写真を撮るのに夢中になって最初から全然前に進めませんでした

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旧市街に入るには3つの門があり、城壁に入る手前には巨大な陶板画がありました。

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新市街からはかなりの急坂を登ること約10分。私が入ったのはペルージャ門です。ちょうど陶器博物館の裏手に出ました。歩いてみると観光案内所でもらった地図よりも意外と狭い街。あっという間に街をぐるっと一周できてしまいます。ただ、軒先の絵皿やタイルがとっても美しく、ゆっくり時間をかけて見るべき場所が随所にありました。

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そして圧巻だったのが陶器博物館。こんな小さな街(と言っては失礼ですが)にあるとは思えない規模のデルータ焼きが展示されていて、そのどれもが保存状態が良く素晴らしいのです。元修道院だったところが現在は陶器博物館になっていて、建物自体も趣があって素敵でした。

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12 ウンブリア州で作られたマヨルカ焼きの歴史をたどりながら美しい陶器を存分に堪能しました。ただ、こんなに素晴らしい博物館なのに館内の客は終始私ひとり。もっと宣伝したらいいのに

博物館でお腹いっぱいになった後は陶器屋さん巡りです。街じゅう至る所に店があるので、店頭のディスプレイを見て好みの店舗を物色するのが良いですね。

デルータ焼きは青と黄色、オレンジがとっても鮮やかで美しい。石造りの街並みとマッチして鮮やかさが一層引き立ちます。

デザインは「グロテスク柄」が描かれた陶器がとても印象的でした。

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グロテスクとはラファエロが考案したとされるドラゴンを模した柄の事。

柄が細かいものが多く、丁寧な手仕事によって作られているのが一目で分かりました。私が立ち寄ったいくつかの店は、よくありがちな土産仕様のプリント柄などは一切なく、すべてハンドメイドの商品ばかりでした。

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購入したのは小ぶりの丸型小箱。孔雀の羽根を模しているとのことでした。まん丸のぷっくり感と色合いに一目惚れ!

帰りのバスを待つ間に新市街の大型店舗も物色し、デルータのマヨルカ焼を存分に堪能しました。

ローマから電車の時間を選べば日帰りも可能だと思いますが、興味のある方はペルージャあたりで1泊してゆっくりと散策することをお勧めします。<KY>

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2018/07/23

スペインタイルアート工房おながわ教室、特別講習会のおしらせ

2018年8月6日(月)みなとまちセラミカ工房(スペインタイルアート工房おながわ教室、宮城県)主催の特別講習会を現地女川で開催します。

スペインのマジョリカ土を使って作るペンダント。

1 まずはスペインの白土を好きなように成形して形作り

2 その後粘土を乾かしている間は、スペインタイルアート工房の創始者でもありスペインタイル作家の船戸あやこより、20年住んだバレンシアの“スペイン生活おもしろ話”お聞かせします、しばらくそれで笑ってて下さい。

3 そして最後に粘土にお好きな色を付け、模様を彫ってできあがり!

東京教室、大阪教室では行っていない講習会ですので、この機会にぜひおながわへ。お申し込みは女川教室までどうぞ。既に申込みが始まっているので、できればお早めに!

また、8月5日と6日は講師の船戸(いつも教室にいる方の船戸)も“女川スペインタイル、みどころマップ”を作る目的で現地におります。女川周辺にたくさんある女川らしいスペインタイルを皆さまにご紹介すべく、そのへんをグルグルまわってますので、いらしてくださる生徒さんはご希望であれば女川周辺ご案内します。こちらは直接東京教室へご連絡下さいね。<YF>

Spaintile

みなとまちセラミカ工房・スペインタイルアート工房 おながわ教室

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2018/07/09

展覧会出品のご紹介(2015年ティーハウス)2

前回記事の続きです。前回記事はこちら

床は直接絵付けすることにして、まずは転写。
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エンゴーベで絵付けして釉薬を流してみましたが…
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汚い・・・
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やり直すことにします。
新たに粘土を切り出して焼成、テラコッタタイル風にすることに。
失敗した床の上に直接貼ります。
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現場合わせでヤスリ掛けしながらなんとか収まりました。
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目地を入れて完成。よかった、綺麗な床になった…
次はこの写真に一緒に映っているミニキッチンです。ポットの注ぎ口下部に取り付けました。注ぎ口が煙突(換気口)という設定です。
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シンクとタイルを粘土から作って一度焼き、絵付け。タイルはポット柄。
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木の土台に貼り付けます。シンク部分は木に穴を開けています。
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貼り付け完了。
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目地を入れて蛇口を付け、取り付け。
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次は家具と小物類。木工や工芸粘土の作品、スペインタイル・陶芸と関係ないですが…

ティーハウスは円形に加え上部が内側にカーブしているので、壁に沿うように飾り棚を作りました。
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テーブルとイス。飾りの葉型は陶土から作って焼いています。白い部分は石粉粘土。
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箱入りティーバッグ。PCでデザインを作って紙に印刷、組み立てただけです。
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ティーストレーナー。なかなか上手く出来ず何個か作ったうち、一番良さそうなもの… 改善の余地有り。
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クッキー。こちらもパッケージはPCで。
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クッキーの中味は樹脂粘土です。
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長くなってしまったので、残りは次回へ…
次回は陶器の小物をご紹介します。<RK>
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2018/06/25

JAふくしま未来での出張講習会

先月、出張講習会で福島県南相馬市に行ってきました。

Jafukushima

訪れたのはJAふくしま未来 そうま地区本部。JAふくしま未来の中に新たに誕生した交流サイト「みらいろ女子会 」が主催のイベントでした。

みらいろ女子会は地域農業の振興を目的にJAふくしま未来が開設した交流サイト。女性農業者、食や農業に関心のある一般消費者、そして地元企業の方々が気軽に交流を深められる場だそうです。月1回様々な活動やイベントを通じて農業の魅力や地元農産物の安心安全を幅広く発信して行こう、という想いが込められているそうです。

タイル絵付け講習会の前に、お昼ご飯として地元南相馬のお米で作られた炊き込みごはんや味噌汁が配られ、参加者の皆さんは生産者の方からの説明に熱心に耳を傾けながらお食事されてました。

さて、今回のタイル絵付け講習会は、2枚のタイルを作っていただきました。

1枚はなべ敷き、コースター、表札をお好みで選び、もう1枚は「女川の街をスペインタイルで彩るプロジェクト」に参加していただき、タイルを街に寄付していただく「女川メモリアルタイル 」を制作していただきました。

このタイルは焼成後、女川の商店街の壁に飾られます。

南相馬も女川同様、東日本大震災で津波被害のあった場所。お互いに助け合う気持ちで是非メモリアルタイルを作って寄付したい、と今回の企画が決まったそうです。

そんなみらいろ女子会のみなさんのお気持ちがとっても嬉しかったです。

Etsuke

みなさんの真剣に絵付けしている様子。地元のローカルテレビ番組に紹介されるとのことで、カメラ撮影もありました。

Nabeshiki

Onagawa こちらは焼きあがったタイル達。女川の街のどこに飾られるのかしら?

Minamisouma

南相馬の長閑な田園風景。一週間前に田植えを終えたばかりだそう。

青々とした稲の苗が水田に反射し、そよ風に吹かれてキラキラしていました。

自然豊かでとっても癒される光景でした。<KY>

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2018/06/18

水曜日より通常通り開講

大阪教室へいらしてくださっている皆様

皆様、お怪我はなかったでしょうか?
できるだけ早く普段通りの生活が戻りますこと、心よりお祈りしております。

私達講師ができるのは、いつも通りの教室でいつも通りに皆様をお待ちすることだと思っています、水曜日より通常通り開講いたします。ただ、皆様はどうぞご無理のないよう。

教室は大丈夫です。もしかしたら割れてるタイルがあるかもしれず、講師が必死にくっつけてるかもしれませんが、
気にしないで絵付けに集中してくださいね。

いつもの教室でいつも通りにお待ちしております。

スペインタイルアート工房
大阪教室
船戸、上尾野辺、柳沢

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2018/06/11

スペインの「アマポーラ」と「太陽」ぷっくり作ってみました

粘土からタイルを作る新作できました。

Mato

こちらはアマポーラ、スペインを彩る花です。今回はパステル調でしとやかに。花部分は型抜きで簡単、まわりは粘土をペタペタ貼り付けて葉っぱを作ります。

Cue

こちらは太陽。出っぱってます。サンプルはなんだか“おっちゃん顔”になってしまいましたがおめめぱっちりで待ってます。ただのまん丸だけじゃなく、耳をつけたり、髪の毛付けたり、もっとかわいく「太陽」じゃなくなってもOK。こちらも型抜きで簡単。

Tai_2

スペインタイルアート工房の東京教室、大阪教室でいつでも制作できます。<YF>

 

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2018/05/28

展覧会出品のご紹介(2015年ティーハウス)

2015年の東京展覧会出品作品をご紹します。

私は毎回ミニチュア(ドールハウス)を作っていますが、2015年はハウスも陶器で作りました。しかし木工ならともかく陶芸はほぼ素人……。失敗を繰り返しなんとか形にはしたものの、イメージ通りというわけにはいきませんでした。

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コンセプトはティーポットの形の紅茶屋さん。絵本や子供のおもちゃの世界なので、あまり現実感の無い装飾にしました。高さ27cm。

今回は家本体の制作過程をご紹介します。

注ぎ口を作ります。数年前のことなので記憶にありませんが、形を作ってから内側をくり抜いたと思います。形崩れを防ぐためにボトルに乗せて半乾燥中。粘土は黒っぽい色ですが、焼くと白くなります。

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続いて胴部分。床を作り壁を積んでいきます。乾燥が進みすぎないようラップをかけています。
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だいぶ積み上がってきました。ここまで数日かけています。連日では作業できないため、作業していない時は全体をビニールで包んでおきます。

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胴部分が出来たら、注ぎ口との接合部分に穴を開けて、注ぎ口を接合。

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取っ手を作ります。実際にこれを持って持ち上げることはしないので、華奢な作りです。持ち上げても形崩れしない程度になったら胴に接着。

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窓とドア部分をくり抜きます。
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ドア枠(ファサード)制作。歪まないよう板で押さえて半乾燥させます。こちらも歪まない程度に乾いたら胴に接着。

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壁の下部分はタイル貼りをイメージし、目地線を入れます。壁に貼られているように見えるように段差も作ります。上部の壁はざらつきがあるような壁にしました。覚えていないけど、たぶん歯ブラシで叩いたような…?
窓の周りに葉っぱを付け、壁に木を生やします。

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玄関の上に店名を。tetera、単にティーポットの意味です。

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同時進行で屋根も作ります。型はスチレンボードを削って作りました。粘土を置いて整え、取っ手を付け、歪まなくなったら型は抜きます。それから瓦を貼ります。瓦は粘土に顔料を混ぜて着色したものを数種類つくり、ランダムに貼りました。瓦は石膏型を利用して同じ形になるように作りました。

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瓦が全て貼れました。

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これで土台は完成、一度焼きます。
約2週間の道のりでした。

さて焼き上がった本体に釉薬を掛けます。今回は吹きつけたので、内側に釉薬が入らないようにマスキングします。(上部のビニール)
玄関エントランスの床タイル部分は違う釉薬で絵付けするので、陶画糊を塗って釉薬が掛からないようにコーティング。
使用した釉薬はマヨルカタイルのベースに使っている白色釉です。

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こちらは吹きつけ後。白く覆われましたが、緑の粘土が透けて見えています。

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屋根も同じように釉薬を掛けます。1枚目が掛ける前、2枚目が掛けたあと。取っ手の天面の茶色は陶画糊です。18052815
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マスキングを取って、窓の内側枠にモザイク模様を入れます。クエルダセカで直接絵付けしました。写真に写っていませんが、上のほうが大変でした…

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壁は顔料をスポンジでパッティングし、カラフルに。

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ドアファサードの内側もパッティング。床のタイルも色を付けました。外壁のタイルは筆で絵付けしていきます。

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これで絵付けは終了。再度焼成します。焼き上がると1枚目の写真のように、若干乳白色になります。

長々とお付き合いありがとうございました。次回は床と小物類をご紹介予定です。<RK>

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2018/05/14

エルカプリチョの街:コミーリャス

前回、ガウディ作のエルカプリチョという建物をご紹介しました。

今回はこのエルカプリチョがある街、コミーリャス(Comillas)について書きたいと思います。

コミーリャスは観光地で有名なサンティリャーナ・デル・マルからバスで20分ほど西へ行った海沿いの街で、空港もあるサンタンデールからも時間を選べば1時間程で直行バスが出ています。

この街に行く目的はもちろんエルカプリチョを見るためでしたが、それだけではないのです。この街にはガウディと並んで当時流行していたモデルニスモ建築の巨匠達~ドメネク・モンタネールやジョアン・マルトレイ~の作品やモニュメントが街じゅうにあるんです。ガイドブックにも載ってないし(そもそもコミーリャス自体が載ってない)、どんな作品があるんだろ?という興味もあり楽しみにしていました。

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まずは「ソブレリャーノ宮とチャペル=ジョアン・マルトレイ作」。

入り口まで行ってみましたが、この日はあいにく休館日でした。残念。。。マルトレイはガウディがまだ建築学校の学生だった頃からアルバイトで雇ってくれていた直接の師匠なる人物。サグラダファミリアの総監督にガウディを推薦したのもこのマルトレイと言われています。写真には写ってないですが、実は左端のチャペルの隣(同じ敷地内)にエルカプリチョがあります。師匠の作った建物の隣に弟子の建物が建っているのです。お互いにどのような気持ちだったのでしょうね。

さて、説明が後述になりましたが、なぜコミーリャスにはこんなにたくさんのモデルニスモ建築があるのでしょう?

前述のソブレリャーノ宮の持ち主はコミーリャス伯爵。名はアントニオ・ロペス・イ・ロペス。19世紀のスペインの植民地支配時代にキューバに渡って商売に成功し、財を成して大富豪となって故郷に凱旋帰国した人物です。この人の娘の結婚相手がグエルさん。ん?どこかで聞いた名前。そうです、ガウディの最大のパトロンで、バルセロナを代表する実業家です。グエル公園で名前を聞いたことがある人も多いと思います。ロペスは当時バルセロナで流行していた最新の建築を地元にも!ということで財力に任せて当時の最高クラスの建築家達を地元に呼び寄せたそうです。すでにグエルはガウディの実力を買っていたので、コミーリャスにも作品を作らせたのです。

説明が長くなりましたが、そういうことでコミーリャスはそれまではただの田舎の漁村だったのが、19世紀末にはブルジョア層の夏のリゾート地となり、プチバルセロナと化したのです。

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さて、作品紹介に戻ります。お次は教皇立大学。(司祭や修道士を輩出する神学大学のようです。)

まずは入り口のすごい存在感ある赤い門。「美徳の門=ドメネク・モンタネール作」。

モンタネールは、バルセロナの世界遺産、カタルーニャ音楽堂やサンパウ病院を作った人です。レンガ積みの赤い門の前面はタイル張りになっていて、ラスター彩が所々に施されています。「MARIA AVE MARIA」と読めますね。

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かなりの時間、写真を撮ったり彫刻を見ていたら、守衛さんが「入っていいよ」とゲートを開けてくれました。本来、見学はガイドつきの予約制のみ。ありがとう、守衛さん!

ここに来るまでかなりの上り坂でしたが、ゲートをくぐっても校舎まではさらに急坂です。

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さっき見ていたソブレリャーノ宮とチャペルが随分小さく見えます。さらにエルカプリチョの塔部分もちょこっと見えてます。

ようやく校舎に着きました。

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「大学本館=マルトレイ作、装飾・内装等=モンタネール作」。

設計したのはマルトレイですが、途中から装飾などに加わったモンタネールが最終的に完成させています。いわば合作ですね。残念ながら中には入れませんでしたが、ひと際目立つ鉄の門に近づくとー。こちらもやっぱりモンタネールの作品でした。

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7 モンタネールが彫る女性像は本当に美しいな、といつも思います。気品のある優美な感じの女性ばかりです。神学校にちなんで聖書などの宗教的なモチーフも見られます。ここまで来て中に入れないのは悔しいですが、とにかくまだまだ見るべきモニュメントがあるので先に進むことにします。

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こちらは「モロー邸の門=ガウディ作」。別名は鳥の門。一番大きな門は車用、中くらいのは人間用、そして右上の丸い窓は鳥たちのためのもの。なんてかわいいんでしょう!個人邸なので、興奮を抑えながら静かに見学です。

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よく見ると小さな石を積み重ねて作られています。それなのに丸みを帯びていて柔らかい雰囲気。ガウディならではの見事な曲線美です。角ばった凸凹石を全部研磨してるのかしら??丁寧で細かい仕事ですね。そして鳥のための門なんて、遊び心たっぷりですよね。ガウディのそういうところが大好きです。

この辺りは街一番の高台で、高級住宅街(別荘地)のようです。邸宅の目下には海が広がっています。私が歩いている時も、ひっきりなしにカモメや海猫のような鳥が飛び交っていました。きっとガウディも設計する時にたくさんの鳥に出会ったのでしょうね。

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モロー邸の門の近くの集合住宅の看板タイル。「カモメ」という意味です。やっぱりカモメが多いんだなー。

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こちらは「笛吹少女の家?」かな?少女なのかおばちゃんなのかは微妙なところ。

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街の中心地の広場です。「噴水=モンタネール作」。

噴水まで作ってるのかー。バルセロナでガウディ作のガス灯を見た時と同じ気持ちになりました。建築家ってなんでも作れるのね。。。

石像彫刻部分は人が触るのか、磨り減って丸くなってしまっています。

でも生活の中に巨匠作品が実用品として密着していることが伺えますよね。

今回は観光案内所でもらった「Ruta Modernista=モデルニスモの道」という地図の中から抜粋してご紹介しましたが、実際は全11か所あり、すべてを見て回りました。街を端から端まで歩き尽くした感じです。山あり谷ありで3時間くらい歩いていたでしょうか。

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モデルニスモ好きの方は、コミーリャスに1泊しても良いかもしれませんね。

巡礼の道沿いなので宿も予想以上に沢山ありました。

私が宿泊したサンティリャーナからだと、バスの時間に左右されて予想以上に時間がなかったです。こちらはバス停の時刻表。このボロボロ感、なんとかならないもんでしょうか。。。ま、時刻はかろうじて見えるからいいか(笑)。<KY>

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2018/04/30

自由制作アイテム「マジョリカ・フクロウ」のご案内

facebookではご紹介済みのフクロウたち。

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この3月から東京、大阪教室の自由制作アイテムに加わりました。通年コースの生徒さん、卒業生の皆さんは誰でも作ることができます。

ふくろう本体は、液状の粘土を石膏型に流して型どる「鋳込み技法」で作ります。
乾燥したら一度焼いて絵付けし、また焼成します。詳しくは講師にお尋ねくださいね。材料費200円(+税)/個、焼成費200円(+税)/回。
高さ約53ミリ、元々は「爪楊枝入れ」で置いておくだけでも可愛いですが、小花を飾ったり綿棒を入れたり、使い方はアイデア次第です! ぜひ作ってお家に連れ帰ってくださいね〜!

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こちらはおまけ。
試作した時に発色がイマイチで、見本デビュー出来なかった子を家でキャンドルにしました。教室に持ち帰ってみると好評で、教室でもキャンドルが作れるようにしよう!と急展開。2018年4月現在、東京教室のみですが、キャンドルにしたい方はご自分で出来ますのでお声かけください。材料費は1個200円(+税)です。

溶かして流すだけなので簡単に出来ますよ。作業の流れをご紹介しますね。教室でも同様に作ります。

ロウはこのくらい使います。ススの出にくいソイ(大豆)ワックスを使用。

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湯煎で溶かしたら芯を設置してロウを流します。ここで香料(フレグランスオイル)も投入。固まるまでしばし… 18043005

ロウが不透明になったら完成! 超簡単です!

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火を灯した写真はfacebookのこちらの写真をご覧下さい。
制作ご参加、お待ちしてま〜す! <RK>

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