2018/12/03

山中うるしの里

前回のブログに引き続き、九谷焼と山中漆で有名な加賀温泉の旅の後半です。

後半の2日目は山代温泉から山中温泉へと移動します。

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山中座という観光館内所や公衆温泉浴場がある街の中心部までレンタカーで約10分。周遊バスを利用しても15分という近さです。山中座の前に停まっている周遊レンタカー(手前右)の塗装は山中漆風でとっても雅な印象。

この山中座をスルーし、観光スポットである温泉街の散策路も通り過ぎて向かった先は山中うるしの里。

この里には漆塗りの工房はもちろんのこと、木挽き工房もあります。木挽きとは、漆器の素材である木地を木工職人さんがろくろで挽いて作る器のことです。

山中温泉には日本で唯一の木挽きの専門学校があるそうです。全国の有数な漆塗りの産地にも、ここ山中の木地が多く使用されているそうですよ。

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私が訪ねた工房では、女性の職人さんが作業をされていました。お話をうかがうと、以前は金沢で蒔絵の仕事をしていたそうです。漆器は一般的に木地師、下地師、塗り師、蒔絵師と分業されているそうです。蒔絵師はたくさんいるそうですが、木挽き師はなり手があまりおらず、女性の木挽き師は本当に珍しいそうです。

そんな中でゼロからカタチを作り出すモノ作りの楽しさや、伝統を継承するために使命感を持ってこの仕事に就いたとおっしゃっていました。

お話を伺っている最中もずっと木を挽いていて、私が帰る頃にはひとつ器が完成していました、スゴイ!

さて次に向かったのは漆塗り工房です。こちらで漆の絵付け体験をしました。

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素材は好きなものを選べます。実際に使えるものがよかったので、箸への絵付けにしました。まずはかぶれる可能性があるので、エプロン、ビニール手袋に腕サック、そしてマスクと入念に肌を保護します。

本来の漆の色は乳白色らしいのですが、そこにベンガラなどの顔料を混ぜて着色した5色の漆を用意していただきました。今回は極めてシンプルに。赤一色で絵付けしました。箸は絵付け面が細くて小さいので、けっこう至難の技でした。

その後すぐに金粉を蒔絵しました。これで一気に華やかな印象に。

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漆はすぐには乾かないので2週間ほど乾かして完成とのことでした。

私が「梅雨の時期などはなかなか乾かなくて大変ですね」と言ったら、「いえ、漆は程よい水分がないと乾かないんですよ。冬なんかは室(ムロ)の中に湿った布を貼って、その中でゆっくりと乾かすんです」とこのと。私が驚いていると「ほら、漆っていう漢字には傘の下に水っていう字が入っているでしょ?漆の特性からこの漢字がついたんですね~」さらに驚く私。。。。勉強になります。。。

ちょうど職人さんが拭きの作業をしているとのことで、特別に工房を覗かせていただきました。「拭き」ってなに??と疑問に思いながらついて行くと、下塗りした漆を塗った直後に布で拭き、木地に漆を刷り込ませる作業のことでした。これを5、6回繰り返して下塗りが完成するそうです。これが「下塗師」の作業でした。

うるしの里では初めて見聞きすることばかりで大変貴重な体験をしました。

私はスペインの伝統工芸を職にしていますが、日本の伝統工芸ももっともっと若い人たちに継承されて行くといいな、とつくづく感じました。

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最後は金沢駅にあった巨大な九谷焼のレリーフ画。すごいなー、九谷の職人さん。大胆かつ繊細な手仕事です。

最後まで驚かされることの連続で大いに刺激を受けた旅でした。<KY>

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2018/11/12

ボティホ

昨年、スペイン南部コルドバ県にあるラ・ランブラ (La Rambla) という陶器の町に行きました。
県都コルドバからはバスで約45分。朝行って昼帰る半日旅行でした。

ラ・ランブラは国際陶芸コンクールを開催している陶芸で有名な町で、町の中心にある陶器美術館には過去の優勝作品が展示されています。世界各国の陶芸家のオリジナリティ溢れる陶器も面白いですが、現代作家が作る伝統的陶器もあって(そういう賞もあります)、高度な技術のユニークな作品を見ることができます。

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ラ・ランブラの陶芸の歴史は古く、紀元前から近場で採れる粘土を使って素焼きの陶器が作られていましたが、1930年代になると施釉陶器が現れ、今では様々なタイプの陶器が作られています。

この美術館の二階にはボティホ (Botijo) という素焼きの水差しのコーナーがあります。実はこれも見たくてラ・ランブラへ行きました。様々な形や大きさのボティホをいろんな角度から眺めてきました。

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こちらは工房を再現したコーナー。蹴ろくろですね。本体を袋状に作ってから注ぎ口や取っ手を付けている様子もよく分かり、とても興味深いです。

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ボディホは陶土を成形して焼いた、施釉していない素焼きの水差しです。注ぎ口はとても小さく、頭上に持ち上げて、開けた口をめがけて注ぎ飲みます。
ボティホに水を入れておくと少しずつ染み出し、その気化熱で中の水が冷たくなります。スペインの暑い夏に重宝されましたが、どこにでも冷蔵庫がある現代では生産は縮小してしまいました。もちろん現在でも愛用者はいるようですが…

とはいえ装飾品としての需要はあるようで、陶器屋ではよく見かけます。また伝統的なパティオを飾る必須アイテムでもあり、コルドバのパティオ祭りではあちこちで見ることができました。
そこで撮った写真をいくつかご紹介。

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こちらは絵付けされたボティホで、素焼きではないため気化熱で冷たく…というわけにはいきません。お店ではこういった絵付けボティホが多く売られており、現代では装飾品なんだなあとあらためて認識させられます。ボテッとしたフォルムが可愛く、装飾品としての人気はうなずけます。

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ラ・ランブラの町ではあちこちに、モチーフとしてのボティホが見られます。

こちらはレリーフの右上にボティホ。

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こちらはタイル画。

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このあとバルセロナでたまたま見た食文化の特別展で、いくつかのボティホが展示されていました!

現代風にアレンジしたボティホ。ペットボトルとの合体デザインとか面白いこと考えますよね。可愛くはないけど…

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私も昔ミニチュアボティホを作ったことがあります。当時はネット上の情報も現在より少なく、参考写真を探すのがなかなか大変でした。(マスは1cm角)

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それもあって思い入れのあるボティホ。買うとなると大きいので、大抵リュックで旅行している私には買う勇気が出ません。いつか自作しようかな…

次回はラ・ランブラの町なかの様子をご紹介します。<RK>

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2018/10/22

九谷焼の里探訪

以前からずっと行ってみたかった九谷焼の産地、石川県の加賀地方へ行ってきました。今現在、九谷焼が生産されているのは加賀市や小松市、能美市のあたりですが、観光客が気軽に窯元やお土産屋で実際の九谷焼に触れられるのは山代温泉のあたりから山中温泉のあたりになります。もちろん金沢にも素敵なお店、窯元直営のお店もありますが、実際の窯場や美術館、資料館などは山代温泉付近に集中しています。私は今回小松空港でレンタカーをし、1泊2日でこの周辺を散策してきました。

こちらは空港のロビーの壁に飾られていた巨大な陶板画。紫と緑の絵付けが九谷焼らしい色合いです。

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15 山代~山中温泉を周遊しているバスもあるので、これを利用しても良いと思いますが、私は今回山中温泉奥にある山中漆の里の見学と、九谷より前の古九谷(こくたに)の発祥の地がある山中漆の里のさらにさらに奥まで行きたかったのでレンタカーにしました。

まずは九谷焼の歴史と変遷のお勉強から。石川県立九谷焼美術館に行きました。

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ちょうど企画展が「古九谷の大皿に観る筆の冴え」という興味深いタイトル。

美術館入り口からして九谷焼。傘ハンガーも傘立てもステキでした。

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ここで学んだことは 

”上手い絵付けとは単に綺麗な絵付け。美しい絵付けとは「上手い」ではなく、たどたどしくても心がこもっている絵付け。本当に美しい作品というのは、たとえ千年経っても新しく見える魅力を持っている”

という九谷焼の精神です。納得。何度もうなづいてしまいました。

数々の美しい古九谷の作品にすっかり魅了されてしまいました。緑の溢れる公園の中に佇むこじんまりとした美術館で、とっても素敵な空間でした。

さて、次に訪れたのは山代温泉の中にある北大路魯山人の元アトリエ兼住宅跡。

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陶芸家や美食家として有名な魯山人は、ここ山代温泉の九谷焼の窯元、須田精華に師事し作品制作していました。小さな庭園に面した縁側でお茶と落雁の嬉しいサービスをいただき、魯山人もこの縁側でお茶を飲んでたのかなーなんて想像を膨らませてしまいました。

お次は同じく山代温泉にある九谷焼の絵付け体験へと向かいます。

日曜日の午後ということもあってか工房は体験の人たちでいっぱい。まずは絵付けするお皿のサイズや形を選びます。デザインは基本自由。決まってない人はたくさんのサンプルの中からデザインシートを借りることもできますが、私は持ち込みました。大好きな花、クリスマスローズをデザインしていきました。丸皿を予約していたのですがなぜか売り切れで、急きょ角皿になってしまいましたがまーいいか。

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まずはカーボンでデザインをお皿に転写します。その後呉須(ごす)というこげ茶色の顔料でカーボン線の上、つまり縁取り線を先に描いちゃいます。スペインタイルとは順番が逆ですね。ちなみにこのお皿は磁器で、一度焼いてあるので表面はツルツルの状態です。

ここで美術館での格言を思い出し。「上手い」より「美しい」絵付けを目指して心を込めます(笑)

縁取り線はカーボン線からはみ出ても問題なし。焼くとカーボン線は消えてしまうのはスペインタイルと一緒です。

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線描きが終わると今度は色絵付け。九谷焼の色は五彩「赤、黄、緑、紫、紺青」での絵付けが基調とされてます。私もなるべく九谷焼らしい色合いでの絵付けを目指しました。スペインタイルの釉薬をさらにドロっとさせたようなガラス質の絵の具を使用します。スポイトはもちろん無いので筆でポトポト落とすように彩色します。この絵の具の厚さが重要のようです。厚盛りしすぎるとひび割れや、本来の色が出ないとアドバイスをいただきました。

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にもかかわらず、焼き上がりを見てみたら花びらに複数のひび割れが。。。

コレ、厚盛りだったのね。スペインタイルの感覚でのせてしまった。。。しかも九谷焼っぽくない??

ま、これもいい勉強になったということにし、念願の絵付け体験ができたので満足でした。

明日は山中塗りの里へ向かいます。こちらは次のブログで。

漆に興味のある方、楽しみにしていてください!<KY>

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2018/10/08

スペインタイルのクリスマスリース 絵付け講習会

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スペインタイル絵付けの伝統技法「クエルダセカ技法」を使いプクプク丸いミニタイルに筆を使って絵付けします。焼成した丸タイルは直径約18センチのリース型アクリル板に貼り、リボンを巻いて仕上げましょう!

日 程
2018年10月2日(火)~12月20日(木)    
 
東京教室:火木 10~21時/水金土日 10~18時 
大阪教室:水~土 10~18時
開講日・開講時間の詳細は各教室のページをご覧下さい。
東京教室大阪教室

通年コースの皆さまは・・・・・・
教室にある石こう型に粘土をいれて、丸タイルを作るところからお教えします。所要時間は粘土作業に1時間、焼成後の絵付けに1時間くらい。

ご入会せずに体験レッスンとして制作される皆さまは・・・・
体験レッスンの場合、タイルを作る粘土作業は講師がやっておきますので、1週間前までのご予約をおねがいします。皆さまの作業は絵付けだけ(約1時間)、後日タイルをお渡ししてリース板に貼り付けて完成です。タイルは焼成後にお渡しもしくは送料着払いでお送りしますので実際の出来上がりは約10日〜2週間後です。

体験レッスンでの講習費は5,940円(税込。材料費、焼成費込み)


詳しくはスペインタイルアート工房のホームページをご覧下さい。

ご参加おまちしてます!

 


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2018/10/01

女川メモリアルタイル増設置

みなとまちセラミカ工房(女川教室)の体験アイテム、メモリアルタイル。2枚作っていただいたうち、1枚を寄付していただき街に設置させていただくプロジェクトです。このメモリアルタイルの設置工事が9月に行われました。

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皆様のお気持ちがこもったタイルを一枚一枚、職人さんが丁寧に貼ってくれました。

設置場所は女川駅前商店街「シーパルピア女川」内のハマテラス。既に設置されていたメモリアルタイルに繋がるよう、約280枚が追加設置されました。
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「メモリアル体験」は女川教室での体験レッスンとなりますが、出張講習でもお作りいただけます。今回は今年5月に「JAふくしま未来・みらいろ女子会」様へ伺って制作していただいたタイルも設置されました。
(講習の模様は「JAふくしま未来での出張講習会」記事をご覧ください)

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再び女川を訪れ、自分の作ったタイルを探すのも楽しいですよね!

カラフルで楽しいタイルたちが、女川の街や人、街を訪れたり気持ちを馳せてくださった方達の心をより明るくしてくれたらこんなに嬉しいことはありません。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます!

メモリアル体験は引き続き開催しております。詳しくはみなとまちセラミカ工房HPをご覧下さい。<FK>

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2018/09/19

恵比寿復興応援マルシェ 9/23,24

2018年9月23日~24日「復興応援マルシェin 恵比寿」に出店します。


みなとまちセラミカ工房(スペインタイルアート工房おながわ教室)と女川町のブースへぜひ!

サッポログループ主催のこのイベント、宮城、岩手、福島、熊本各地の名産品やビールにあうおつまみもありますよ!
女川町のブースでは、女川の特産品と一緒に女川教室の職人達が作ったスペインタイルの雑貨販売、スペインタイル表札のオーダーも承ります。

「女川までは行けないけど・・・」という方もぜひいらしてくださいね。
女川の美味し~~いもの、たくさんご紹介します。<YF>

9月23日(日)11時~17時
24日(月、振替休日)11時~17時

恵比寿ガーデンプレイス シャトー広場(YEBISUマルシェ内)


詳細はこちら→復興応援マルシェin 恵比寿


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2018/09/10

花とタイルの美しい街:スペッロ(イタリア)

ペルージャから電車で30分、城壁に囲まれた石畳の街並みが美しいスペッ(spello)を訪れました。

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主な目的は

①サンタマリア・マッジョーレ教会にあるペルジーノとピントリッキオのフレスコ画を見ること

②その教会にデルータ焼きの古い床が残っているとのことでこれらを見ること

でした。

ところが行ってみると「10月まで修復のために閉館」との貼り紙が…。ガーン。わざわざ来た(と言ってもアッシジの隣町だけど。)のに残念…

気を取り直して街を散策してみました。すると街の至る所に花がきれいに飾られていて、家の玄関やバルコニーが美しくディスプイされています。

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さらに美しい花の隣にはこれまた素敵なタイルプレートがいくつも飾られています。家の表札ではありません。訳すと"窓辺、バルコニーと花びらの路地"。これらの美しさを競うコンクール?が毎年行われているようで、上位入賞者にはこのタイルプレートが贈られるようでした。

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言い忘れましたが、スペッロは「イタリアの美しい村」のひとつに数えられています。そして「インフォラータ」と呼ばれる花びらの絨毯を街じゅうに敷き詰めて春の訪れを祝うお祭りで有名な街。これに合わせてバルコニーコンクールも行われるのかな?ちなみに今年は私が訪ねた1週間前がこのお祭りで、その名残なのか、それともいつも美しく手入れしているのか、窓際の鉢植えやベランダのお花は皆、色とりどりに元気に咲き誇っていました。

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こちらはタイルプレートが並んでいることから入賞常連者のお宅のようです。毎年描かれる花が違っていてどれも素敵!

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さて。もうひとつの目的地に向かいます。城壁を出てすぐの場所にあるモザイク博物館です。

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ここは元々駐車場を作ろうとしていた場所で、そこから2005年に大規模なモザイクタイルの遺跡が見つかったそうです。かなり綺麗な状態で広範囲に出土されていましたよ。説明を読むと、古くはアウグストゥス帝のローマ帝国時代(紀元前26世紀~)のもので、かなり裕福な貴族の館だったようです。発見されたモザイクの床は20もの部屋で仕切られています。これらを基に3D映像で当時の館を再現している様子が大変興味深かったです。

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かなりのイケメン男子!

モザイクの模様ひとつひとつがかなり細密に出来ていて、デルータ焼きの陶絵付け職人にしてもモザイク職人にしても、ここウンブリアの人々は手先が相当器用だったことが予想されました。

旅の最後はデルータ焼きのお店へ。お店の中でおじさんが絵付けしていて、素敵な色合いにうっとり。

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一番見たかった教会は見られなかったものの、丸一日楽しめた素敵な街でした。

スペッロの旧市街はデルータ以上に坂だらけ&石畳の凸凹道だらけ。訪れる時は歩きやすい靴で、体調は万全に!

ランチにワインを飲んでからの坂道はかなり息が上がりますのでご注意を。

スペッロはローマから電車で日帰りもできますが、私はペルージャを滞在拠点にし、毎日日帰りで美しい街をゆったりと楽しみました。隣町のアッシジにも行きましたよ。どの街もバスか電車で30分前後でアクセスできて便利です。ただ、ペルージャも城塞都市のため急坂だらけ。今回の旅で足腰がかなり鍛えられた気がします(笑)<KY>

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2018/08/20

展覧会出品のご紹介(2015年ティーハウス)3

前回記事の続きです。前回記事はこちら

ドアを作ります。焼き上がった本体に合わせて型を取って、木をカット。ガラス代わりの透明アクリル板を前後で挟むようにします。

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壁装飾用のタイルを焼成。

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壁にタイルを貼り、ドアも付けます。これで本体は完成。
タイルの貼られていない場所には家具を置きます。

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陶器を制作。同じ物は同じ大きさにするため石膏型から作っています。

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拡大写真。ティーカップ&ソーサー、マグカップ、ティーポット。

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コーヒーポット、コーヒーカップ

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紅茶瓶、ポット・マグカップ・ティーカップ、シュガーポット

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棚に並べたところ。こちらは販売陶器用の棚。

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こちらは販売茶葉用の棚。

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お茶の準備もこちらの棚で。

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机に喫茶セットを並べます。18082011
家具類を部屋にセッティング。

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出来上がり!
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屋根も釉薬を塗って焼成し、これで完成です。

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今回はハウスを陶器で作ったために非常に時間がかかりました…
自分としてはコストパフォーマンスが悪い仕上がりだったので、次はやっぱり木のハウスにしようと思ったのでした。しかし陶粘土でハウスを作るという欲求は満たせたので満足です!<RK>

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2018/08/06

イタリアのマヨルカ焼の街:デルータ

イタリアの中部、ウンブリア州屈指のマヨルカ焼きの街、デルータ(deruta)へ行って来ました。ローマとフィレンツェのちょうど真ん中くらいに位置していて、ウンブリア州州都のペルージャからバスで35分ほどの丘陵地にあります。その歴史は中世にまで遡り、もっとも古い資料には1290年に生産されたとの記録が残っているそうです。

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デルータは丘の上の城壁に囲まれた街が旧市街、城壁の外の平地部が新市街です。旧市街には昔ながらのこじんまりとした陶器店や州立陶器博物館、州立芸術学校があり、レストランの看板や個人宅の表札、通りの標識もタイルだらけ。街じゅうにマヨルカタイルや陶器が溢れています。

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一方新市街には、比較的大きな陶器工房兼店舗が軒を連ねています。大きな街道沿いの道にはデルータ焼きのタイルが等間隔に埋め込まれていて、バスを降りた瞬間から足元に釘付けに。。。写真を撮るのに夢中になって最初から全然前に進めませんでした

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旧市街に入るには3つの門があり、城壁に入る手前には巨大な陶板画がありました。

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新市街からはかなりの急坂を登ること約10分。私が入ったのはペルージャ門です。ちょうど陶器博物館の裏手に出ました。歩いてみると観光案内所でもらった地図よりも意外と狭い街。あっという間に街をぐるっと一周できてしまいます。ただ、軒先の絵皿やタイルがとっても美しく、ゆっくり時間をかけて見るべき場所が随所にありました。

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そして圧巻だったのが陶器博物館。こんな小さな街(と言っては失礼ですが)にあるとは思えない規模のデルータ焼きが展示されていて、そのどれもが保存状態が良く素晴らしいのです。元修道院だったところが現在は陶器博物館になっていて、建物自体も趣があって素敵でした。

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12 ウンブリア州で作られたマヨルカ焼きの歴史をたどりながら美しい陶器を存分に堪能しました。ただ、こんなに素晴らしい博物館なのに館内の客は終始私ひとり。もっと宣伝したらいいのに

博物館でお腹いっぱいになった後は陶器屋さん巡りです。街じゅう至る所に店があるので、店頭のディスプレイを見て好みの店舗を物色するのが良いですね。

デルータ焼きは青と黄色、オレンジがとっても鮮やかで美しい。石造りの街並みとマッチして鮮やかさが一層引き立ちます。

デザインは「グロテスク柄」が描かれた陶器がとても印象的でした。

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グロテスクとはラファエロが考案したとされるドラゴンを模した柄の事。

柄が細かいものが多く、丁寧な手仕事によって作られているのが一目で分かりました。私が立ち寄ったいくつかの店は、よくありがちな土産仕様のプリント柄などは一切なく、すべてハンドメイドの商品ばかりでした。

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購入したのは小ぶりの丸型小箱。孔雀の羽根を模しているとのことでした。まん丸のぷっくり感と色合いに一目惚れ!

帰りのバスを待つ間に新市街の大型店舗も物色し、デルータのマヨルカ焼を存分に堪能しました。

ローマから電車の時間を選べば日帰りも可能だと思いますが、興味のある方はペルージャあたりで1泊してゆっくりと散策することをお勧めします。<KY>

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2018/07/23

スペインタイルアート工房おながわ教室、特別講習会のおしらせ

2018年8月6日(月)みなとまちセラミカ工房(スペインタイルアート工房おながわ教室、宮城県)主催の特別講習会を現地女川で開催します。

スペインのマジョリカ土を使って作るペンダント。

1 まずはスペインの白土を好きなように成形して形作り

2 その後粘土を乾かしている間は、スペインタイルアート工房の創始者でもありスペインタイル作家の船戸あやこより、20年住んだバレンシアの“スペイン生活おもしろ話”お聞かせします、しばらくそれで笑ってて下さい。

3 そして最後に粘土にお好きな色を付け、模様を彫ってできあがり!

東京教室、大阪教室では行っていない講習会ですので、この機会にぜひおながわへ。お申し込みは女川教室までどうぞ。既に申込みが始まっているので、できればお早めに!

また、8月5日と6日は講師の船戸(いつも教室にいる方の船戸)も“女川スペインタイル、みどころマップ”を作る目的で現地におります。女川周辺にたくさんある女川らしいスペインタイルを皆さまにご紹介すべく、そのへんをグルグルまわってますので、いらしてくださる生徒さんはご希望であれば女川周辺ご案内します。こちらは直接東京教室へご連絡下さいね。<YF>

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みなとまちセラミカ工房・スペインタイルアート工房 おながわ教室

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