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2008/09/14

小鹿田焼き(おんた)の里探訪

昨年の12月に大分県日田市の山奥、小鹿田(おんた)焼きで
有名な皿山に行って来ました。1_2
小鹿田焼は、民芸陶器の産地として、今でも伝統的な技法で
器作りをしている数少ない焼き物のひとつで、
1995年には国の無形重要文化財にも指定されました。
今回は、その昔ながらの製造行程を紹介したいと思います。

1.村周辺で採取した陶土を、近所に流れている川の水を
利用した唐臼で粉砕する2_2
2.砕いた土に水を混ぜ、ゴミを取り除いて粘土を作る
3.蹴ろくろで成形
4.天日で十分に乾燥させる
5.カンナや刷毛目で模様を施し、釉薬をかける
6.薪の登り窯で焼成
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ざっと簡単に書きましたが、ここまでで、何と3〜4ヶ月
もかかるそうです。
それもそのはず、陶土を粉砕するための唐臼は、川の水
を引き込んで、それを重り変わりに打っているのですが、
その打つ速度がハンパなく遅い.......。
こんな調子で陶土が本当にできるのだろうか........。

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窯元のおじさん曰く、「冬は川の水が少なく、流れが遅い
のでこんなもんです。」と、まったく自然に逆らわない様子。
こんな窯元がいまだに存在するのか!とかなりビックリ。
そして私が訪れた日は、今年最後の窯入れの日でした。

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年3・4回しか焼かない(と言うか、それ以上は不可能)、
その貴重な1回に立ち会えたのは本当にラッキーでした。
一晩中薪をくべ、火を絶やすことなくまる3日間、
村の窯元さん達が協力して焼き上げるそうです。
こんなに大変な思いをして作ってるのか、とかなり
感動したのですが、職人さん達はそんな苦労を微塵も
感じさせない様子。
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「自分達は昔からやってきたことを変わらず
続けているだけ。」と、みんなケラケラ笑っているのが
印象的でした。こういう人達が作っているからこそ、
この素朴な民芸陶器が生まれるんだな、と
しみじみ感じた旅でした。
小鹿田焼の器を使うたび、おじさん達の健やかな顔が思い浮かび、
ニンマリしてしまうのでした。<KY>

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